About us
Wild Aroma of Mt. Fuji, Japan
富士山麓のワイルドアロマブランドです。
日本固有の香木クロモジを中心に、森に自生する樹木やハーブを採取し、富士山の森が織りなすピュアな香りを探求しています。
ナチュラルで野生的な素材を生かし、植物の手積み、香りの抽出、ブレンドまで一つひとつハンドクラフトして香りのホーム&セルフケア商品を国内外で展開中。
noiはあらゆる分野の垣根を超えて、森と人が互いに生かし合う関係性をつくることを目指しています。
Our Values
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森での実体験をベースに活動する
noiの活動拠点である富士山麓の森は、私たちの発見やアイディアの源泉であり、香り高い樹木や山野草を育む場でもあります。
森は、植物や昆虫、鳥、動物、土壌の菌類まで、様々な生き物が共存・共生してそれぞれ固有の香りを持ち、地球の自転と公転に同期しながら四季折々、香りや姿形を変えていきます。
そこに日々入っていく中で発見するのは、香りだけではなく、森の生命観や生態系としての視点、五感がひらく感覚、人間の奥に眠る動物としての緊張感、移りゆく季節の美しさ、いのちの循環など様々です。
私たちはそんな実体験を源に活動することを大切にしています。
- 02 -
自然体な自分に還る時間を生み出す
植物の生命力溢れる香りには、人間の野生を呼び覚まし、自然体な自分を取り戻す力と可能性があります。
富士山麓に移住するまで、私たちは東京で忙しない生活をしていました。頑張る人ほど、自分の心身は後回しで、本来あるべき自分の自然体から遠ざかってしまいがちです。
各地で頑張る大切な人たちが、「自然体な自分を取り戻せますように」と思いを込めて、一つひとつ丁寧につくっています。
自然体な自分に還ることで、無理している自分に気がついたり、自分にも周りにも少し優しくなれたり、ありのままの自分を受け入れて自分らしく生きられたり。
noiは、植物の香りを通して、そんな瞬間を日常に生み出すことを喜びとしています。
- 03 -
森と人が互いに生かし合う関係性をつくる
生命は単体では脆弱だけど、集まって生かし合う循環ができると生命エネルギーは何倍にも力強くなる。
私たちはそのことを森から学びました。
現代の生活者にとって、森と接する機会はアウトドアシーン以外に少なくなりました。しかし、人類の長い歴史を振り返ると、人々の暮らしは森と密接な関係にあり、エネルギーを循環させて共に生きていました。
noi はイタリア語で「we」。
人間が中心となり森の恵みやエネルギーを搾取するのではなく、エネルギーを循環させ、共生するために私たちに何ができるのか。
分野の垣根を超えて、自然を愛する仲間たちと手を携えて協力し合いながら、森と人、人と人が互いに生かし合う関係性をつくることを目指しています。
Our Story
東京で忙しい日々を送っていた私たちは、富士山麓の豊かな森に魅了され、2022年に移住しました。
私たちの原体験は、森で出会ったクロモジ (黒文字) という植物との出会い。
そこに自生する野生のクロモジの枝をちぎり、クシュクシュと揉んで鼻を近づけてみると、爽やかな柑橘香と上品な甘さの中にスパイシーさがある、樹木とは思えないような芳醇な香りがしたのです。
まさか植物からそんな香りがするとは想像に及ばず、脳天を撃ち抜かれました。家に持ち帰ったクロモジの香りを嗅いでいると、無意識に心身が緩み、癒され、エネルギーが湧きました。
他の植物たちも嗅いでみると、それぞれまったく違う香りがして千差万別でした。
エネルギーのある植物の香りを嗅ぐと、無意識に五感がひらいて、心が浄化されたり、エネルギーが湧いたり。身体にも影響が出て、お腹が空いたり、頭がスッキリしたり、ぐっすり眠れたり。
同時に、呼吸が浅くなっていたり、心身が疲れていたり、香りを通して自分の状態にも気がつくことができました。
調べてみると、五感の中で唯一嗅覚だけが情動や本能、自律神経やホルモンバランスに直接的に働きかける役割があることがわかり、自分たちの身体的な感覚に腹落ちすると共に、植物の香りにいろいろな可能性を魅了されていったのです。
東京から来た友人を森やハーブ畑に連れて行くと、香りに驚いて、まるで野生に戻ったかのようにはしゃぐ人もいれば、深呼吸をして落ち着く人もいて、みんな自然で生き生きした表情に。
そんな様々な小さな気づきや学びを経て、忙しい暮らしを送る人や自然から離れた人でも、ワイルドな自然の香りで自分の中の自然を呼び覚ますことができるのではないかと思うようになりました。
同時にまた、そんな体験をした人が森を身近に感じられることを願って、noiは生まれました。
今日も富士山の森に入り、自然の循環に従いながら、毎日試行錯誤して森や香りの研究をしています。
Founders
田中麻喜子
推しの樹木:早春のコブシ、野生の山椒
森の好きな瞬間:雨上がりの森。恵みの雨をうけた森は、樹木、苔、きのこ、土、菌など全ての生物が潤い、生き生きとしている。生命体それぞれが発する香りが立ち込め、混ざり合った森の香りは、生きるエネルギーを与えてくれる。
プロフィール:16歳の時にイタリア北部の小さな村に留学したのをきっかけに、食と幸福度の関係性に関心をもつ。大学卒業後、イタリアやフランスにて料理レシピのプラットフォームの立ち上げを行い、日本帰国後に独立。フリーランスとして食のイベント企画/商品開発などに携わり、2022年から富士吉田に移住。noiでは、香りのフォーミュレーターを担当。
別府大河
推しの樹木:春のダンコウバイの花
森の好きな瞬間:4〜5月の新緑の森と雨の森。冬に葉を落としてシンと張り詰めた肌寒い冬をしのいで、ついに芽吹き始めた森はエネルギッシュで、新緑の芽はまだ少し湿っていて黄緑色が美しい。雨の森はあたりが幻想的な深緑色に包まれ、雨の音がBGMとなり、森が喜んでる気がしていて、木の下で雨宿りしながら別世界に入り込んできたような感覚に。
プロフィール:大学時代からフリーランスとして国内外へのブランディングを中心に様々なプロデュースや編集、コピーライティングを行う。その後、飲食店の企画運営会社に入社し幅広く事業企画を担当。現在は富士吉田に移住し、食のD2Cブランドのマーケティングや市の地域活性化プロジェクトなどに携わる。